千葉県船橋市の船橋競馬場で厩務員として働いている写真家の津乗氏が、厩舎区画に住んでいる野良猫たちを主に厩舎区画での様々な日常風景の中で撮った写真展だ。厩舎区画には馬がいて、厩舎などで働いている人達の家があって、住んでいる人たちがいる。野良猫たちは、それらの人々、馬、犬などにつかず離れずの距離で見守られながら、野良猫としての厳しさ、逞しさを持っ生きているようだ。猫たちの面構えが良い。ストーブの前に座っている3匹の猫の後ろ姿、表札も掛かっている警備員室?の警備員の視線の先に座って見上げている2匹の猫の後ろ姿などに、厩舎区画で生きているお互いの関係が見えるように思った。
津乗氏が象の写真を撮りに訪れたスリランカで撮った写真がアルバムとして会場に置かれている。そのアルバムの写真とアルバムの最初に書かれている津乗氏のスリランカでのエピソードも見応えがあった。
http://www.konicaminolta.jp/plaza/schedule/2012august/gallery_b_120816.html
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120327-00000061-minkei-l27
カフェ&アートスペース「ほなな」の地図
http://www.geocities.jp/yuugame470/honanahp/map.html
阪急梅田駅茶屋町出口から徒歩8分の高架下。
3/10(土)
16:30集合・デモ開始@阿倍野・天王寺・あべのキューズモール南隣(阿倍野区阿倍野筋3丁目11番地)
18:00から祈りの集い@天鷲寺(大阪市天王寺区六方体町3-18)。詳しくは↓
http://www.supersamgha.jp/2012/02/post-89.html
「亜欧堂田善」フォーラム〜福島と東京をむすぶ絵師〜
日時 2012年3月10日(土)13:00〜16:00
場所 松屋アネックスビル2階(東京都中央区銀座3-7-10)
内容 第1部 13:00-14:30
講演 「江戸と版画と亜欧堂田善〜福島と東京をむすぶ絵師〜」
第2部 14:40-16:00
亜欧堂田善作品レプリカの展示・紹介
須賀川商工会議所青年部紹介
事前申込不要。参加無料。定員100名。
ファームエイド銀座の手伝いを通じて少しづつ須賀川のことを知っている。須賀川は、江戸時代には東北の経済の拠点、物流の重要な場所だったそうだ。だから、田善のような絵師も生まれたのだろう。フォーラムに参加して、もっと田善のこと、須賀川のことを知りたいと思う。


「オーロラゆめ倶楽部第4回写真展 宇宙からの贈りもの 〜オーロラと極北の原風景展〜」
2011年09月13日(火)~09月19日(月)
時間 10時00分から16時30分まで
*最終日は15時00分にて閉館となります
場所:新宿御苑アートギャラリー(入場無料)
出展者の紹介などはこちら
http://yumeclub.bigstar.jp/ex4/
1950年代にカナダの北極地方にあるケープ・ドーセットでのイヌイット達の版画に持ち込まれた日本の版画の技術とその影響が時系列で、日本の版画を交えながら展示されている。
多分、作品そのものをじっくり見て、考えるようにと言う配慮だろうか、作品の脇には番号と、日本の版画の場合には日本の版画であることを示すマークが飾られているだけ。タイトルも掲示されていない。興味をもった人は、室外持ち出し禁止の解説の小冊子を見ながら、再度鑑賞するというスタイル。
日本の版画の影響を受けて発展していったイヌイットの版画の表現の多様さ、大胆さに目を瞠った。
また、展示室内で上映されている20分の映像も素晴らしい。1958年に当時政府の職員だったジェームズ・ヒューストンが、版画技術についてより深く知るために自ら日本に行き、世界的な版画の名匠である平塚運一のもとで3ヶ月間学ぶと共に、和紙をケープ・ドーセットに紹介した。その後、ケープ・ドーセットでは版画に和紙を用いているのだが、その和紙を作っている高知県仁淀地区の尾崎一家をケープ・ドーセットに招いたときの身近なドキュメンタリーだ。三世代で暮らしながら和紙の材料であるコウゾ、ミツマタを栽培し、和紙を作っている尾崎一家の暮らしている環境、高知での和紙作りの様子、ケープ・ドーセットでの交流の様子、仲立ちしたトロントの和紙専門店The Japanese Papar Placeと、短いがとても内容が濃く、強い印象を残す映像だ。
大使館内なので土日は開催されておらず、残りの会期中の終了時間は午後5時半なので、もう一度見に行くことはできないな。残念。素晴らしい展示を企画したカナダ大使館のスタッフには感謝だ。
カナダ大使館のサイトはこちら
http://www.canadainternational.gc.ca/japan-japon/events-evenements/gallery-20101116-galerie.aspx?lang=jpn
トロントの和紙専門店The Japanese Papar Placeのサイト
http://www.japanesepaperplace.com/
検索したら尾崎一家の和紙作りに関連して「仁淀川町の和紙職人・尾崎製紙所で勉強!」というブログ記事を見付けた
http://ameblo.jp/sup2410/entry-10697722863.html
http://www.gankagarou.com/
〔展示概要〕
インド東北部のメガラヤ州には無数の炭坑がある。
その地の底で泥と汗と炭塵にまみれて働く子どもたちがいる。
夜明け前から暗闇に潜り、ツルハシを振るう彼らがときどき見せる素顔。
その眼差しの中には、私たちの社会も映っているはず。
という写真展だ。
掘られた石炭は誰に売られ、どこで使われているのだろう。もしかしたら、僕も間接的にこの石炭を利用しているのだろうか。誰が子ども達を使っているのだろう。
なぜ子ども達は炭鉱で働かざるを得ないのだろうか。もし、炭鉱という職場が無くなったらどうなるのだろう。一般的なイメージのインド人と言うよりも、チベットやモンゴルや中央アジアのモンゴル系の人達に似た顔立ちの少年が多いけれど、どのような民族の人達が何故ここで働いているのだろう。制服に身を包み髪飾りを付けた地元の女子学生(中学生だったかな)と、働いている子ども達の環境、社会はどう違うのだろうか。
うっと唸ったまま、いくつもの知りたいことが浮かんだ。
写真にはタイトル以外に何の説明も付けられていない。メガラヤ州の位置を示す地図も掲げられていない。知りたいと思ったら、写真家に語りかけよ、あるいは自分の手足を使って調べよう、そう突きつけられているように思った。
とりあえず、検索して見付けたメガラヤ州の場所
http://www.indochannel.jp/travel/area/meghalaya_index.html
http://www.minpaku.ac.jp/30th/salon.html
2011年2月20日の回は、 南 真木人(研究戦略センター准教授、生態人類学)さんによる「増えるネパール料理店の考現学」だった。
最近、あちこちでネパールの国旗を掲げたネパール料理店を見かけるようになりました。それもそのはず、日本で働くネパール人調理師の数は、今や中国人の調理師につぎ二番目に多いのです。各地で増えているネパール料理店の不思議にせまります。
案内文に惹かれて、東京から聞きに行った。
いやぁ、行った甲斐がありました。Mapionでの「ネパール料理」、主な「国別料理」検索結果と法務省の外国人登録者数等の統計を組み合わせて、「ネパール料理店が増えている」と言う日常的な実感を数字で裏付けし、更にその背景、経営実態をネパール料理店での観察なども踏まえて推測し、検証すこたえてくれる。ワクワクする展開だ。
参加者は20名〜30名程。40分くらいの講演の後、20分くらい質疑応答。更に、僕も含めて居残った人達との30分くらいの質疑応答。参加者の質問は的確で、興味深い指摘、南さんの話を掘り下げる物も多かった。色々な角度からの質問が飛び、それに対し南さんは、分かることと分からないこと、研究者の立場として言及はできないこととを明確にして、丁寧にこたえてくれた。ネパールとブータン、チベットの違いや関係、ネパールの食文化・食事作法、日本のネパール料理店の今後についての考え等の話が、南さんから引き出された。又、居残りセッションでは、ある質問者と別の参加者の抱腹絶倒の応酬もあった。さすが、関西。一般の参加者達も濃い。
また行きたいな。みんぱく。
カナダ大使館は、カナダ極北地方で最も長い歴史と優れた実績を有するケープドーセットの版画工房で初期(1950年代後半から1960年代前半)に制作された作品と、この時期に日本がイヌイットの版画に与えた影響に焦点を当てて紹介する展覧会を開催いたします。
50 年ほど前、カナダの北極地方にある小さなコミュニティー、ケープドーセットに、日本の伝統的な版画技術が初めて持ち込まれました。1957年に当時政府の職員だったジェームズ・ヒューストンが、イヌイットが収入を得るための手段になることを期待して、この地の人々に版画制作の方法を紹介したのです。翌年、ヒューストンは版画技術についてより深く知るために自ら日本に行き、世界的な版画の名匠である平塚運一のもとで3ヶ月間学びました。1959年に北極地方に帰ると、彼は版画制作を始めたばかりのケープドーセットの人々に日本で集めたたくさんの版画を見せ、習得した技術を伝えました。
それ以来今日まで、イヌイットの版画家は、自らの創造性を表現し、自分たちの歴史と文化を記録するための手段として版画制作を続けています。現在では、彼らの作品は国際的に高く評価され、商業面でも大きな成功を収めています。
http://www.canadainternational.gc.ca/japan-japon/events-evenements/gallery-20101116-galerie.aspx?lang=jpn
土日・祝日が休館なのが残念だ。沢山、余っている有給休暇をこのようなものを見るために使ってみるのは良いな。何とか休みを取ってみよう。
日時: 2011年1月21日(金) ~ 3月15日(火)
* 平日:午前9時から午後5時半まで
* 水曜日:午前9時から午後8時まで
* 土、日、2月11日(金)は休館
場所: カナダ大使館高円宮記念ギャラリー
(東京都港区赤坂7-3-38 地下鉄「青山1丁目」駅より徒歩5分)
入場: 無料
帽子をかぶって片目につぶった少女?、両手の掌にロウソクを捧げ差し出す少年の写真が特に好きだ。
写真展「チャイニーズ・ウエスタン」の詳細はこちら。
http://www.nikon-image.com/activity/salon/exhibition/2010/12_ginza.htm#02