2007年1月、40代半ばにゼロからトランペットと音楽をやり直し


by YTR3320
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欲張りついでに

知り合いのアマチュア・ジャズセッションに1年後にデビューすることを約束してしまった(^^;
ジャズトランペットの宿題に四苦八苦しているのに無謀の2乗だ。

セッションのレギュラーメンバーは、ピアノ、ベース、ドラム、トランペット、サックス、トロンボーン。僕がこのセッションを知ったのは、8年か9年前。当時、全員が現役サラリーマンだったが、先日は3人が今や還暦過ぎと言うことで自分達のことをアラカン(アラウンド・カンレキ)と笑い飛ばしながらセッションを楽しんでいた。

6年前に僕がヤマハのジャズトランペット・クラスの戸を思い切って叩いたのは、このセッションの面々が実に楽しげにジャズに取り組んでいて、店のマスター、ママさんとセッションのメンバー、客の関係・雰囲気が良かったことも大きな理由だ。会社員をやりながらジャズの演奏を楽しめるなんて素敵じゃないか。

久しぶりにセッションを聴きに行って、トランペッターの人とヤマハのレッスンの内容をあれこれ話している内に「いつデビューする?」と水を向けられ、本当は1年半後を目指す、と留保条件を付けて答えるつもりだったのに、酒が入っていたからか「1年後」と答えて勢いで指切りげんまんまでしてしまった(^^;

今のトランペットの先生の下でゼロからトランペットをやり直して2年経った今年初め、もっとトランペットのことを知りたくなった。そして練習を重ねて出来ることが少しずつ増えて来るにつれて、もっともっとトランペットと音楽のことを知りたくなった。知ったことを発表会等、人前で試してみたくなった。面白いね。

トランペットでの「知りたい」と言う気持ち、前に進んでいると言う実感は、自分の中で眠っていたものを揺り動かしている。学部レベルの経済学を勉強し直し始めたのが、その一つだ。社会のことを表層的で無く理解し、考え、働きかける為に、仕事をもう一歩掘り下げる為にも経済学を改めて体系的に学び直したくなったのだ。「速習!学びなおしの経済学」を受講し、その後、「入門経済学第3版」(伊藤元重、日本評論社、2009年)を勉強し始めた。

時間は限られているのに、欲張りになっている。
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by YTR3320 | 2009-09-13 03:30 | 40代半ばからのトランペット
昨日のヤマハでのジャズトランペットのレッスンで3つのことを言われた。主旨は以下の通り。

1.空気を沢山吸いながらも体をリラックスさせて倍音をよく鳴らせて下さい。倍音がよく鳴っていると響きのある音になり、小さい音量でも聴いている人によく届く。そのためには、「ほぉっ」と寒い冬に温かい空気を掌に当てるような、あるいは溜め息を吐くように吹いて下さい。小さな音量でも響く音は出る。

2.音楽を演奏する楽しみは、一緒に演奏している人とのコミュニケーション。ジャズのimprovisationでもクラシックでもこの点は同じ。クラシックも同一の譜面でも演奏する人が異なればグルーブ感やら何やらまったく違った演奏になる。会話は一音単位=単語単位ではなく、フレーズ単位で行われる。

3.コミュニケーションを成立させるためには、感覚だけでメロディーを作ってもいけないし、理論だけ、例えば様々なパターンを沢山覚えて自然に出てくるというのでも良くない。前者は自分の知っている言葉だけを喋るようなものだし、後者は回りの人にお構いなしに延々独り言を呟いているようなものだから。「じぶんの言葉」で一緒に演奏している人とコミュニケーションをすることが大事。

僕のトランペットの先生の音も倍音がよく鳴り、きれいに響く音だ。また、先生は、オーケストラやアンサンブルの楽しさとしてお互いがお互いを意識し合うこと、感じ合うことだと言う。原朋直さんの言うコミュニケーションの楽しさということなのだと思う。倍音をよく鳴らすこと、コミュニケーションの楽しさを追求することを改めて僕の目標にしよう。

 トランペットの練習、上達方法は外国語学習と同じかと思っていたが、寧ろ母国語、僕にとっては日本語での会話を充実させるために必要なことと同じ事が求められているのだと思った。僕のトランペットの先生には、様々な音楽を聴き、楽しむこと、トランペット以外の演奏も沢山聴くことを勧められている。これは、要するに自分の言葉を獲得するために様々な経験をし、色々なものを見たり聞いたりし、自分で消化した上で誰かに伝えようとすることを繰り返す事で会話や人生が豊になっていくことと同じのだろうと思った。
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by YTR3320 | 2009-07-06 21:45 | 40代半ばからのトランペット

可山優三

可山優三である。断じて加山雄三ではない。カフカ、もとい。可不可でも無い。あくまで可山優三である。正しく可山優三で大学生活を終えた。カフカでは卒業は危うい。その後も〆切を落とすことはなく、切り抜けてきた。

日曜日のジャズトランペットの宿題も3rdと7thだけで音楽を作るのが難しくて難しくて当日まで、書いたり消したりしたが、白紙は免れたいと言う一心で譜面を埋めて出した。レッスンで皆に吹いて貰ったらそれなりだった。原さんの講評は、「教科書的には全く正しい。リズムとアーティキュレーションを変えた方が良い。」だった。あぁっ、またしても可山優三だ!実際に原さんがリズムとアーティキュレーションの変化を付けて吹いたら全く別物になっていた。リズムとアーティキュレーションは大事だ。ダウンビート、オフビートをきちんと感じるようにと言う課題を出されトレーニング方法も教わった。8分音符をきちんと身体で感じることが出発点だと理解した。アーバンのデュエットでの課題と被っている点があるのも面白い。
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by YTR3320 | 2009-06-10 22:47 | 40代半ばからのトランペット
5月20日に東京国際フォーラムで行われたThe Swell Seasonの公演の特別ゲストであるリアム・オ・メンリィの演奏と歌が素晴らしかった。リアム・オ・メンリイ(Liam O Maonlai)は、アイルランドのカリスマ的シンガーでロックバンド「ホットハウス・フラワーズ」のフロントマンだそうだ。
ソロでの30分の演奏には完全アカペラの歌あり、バウロンという太鼓をもっての歌有り、ピアノソロありだった。特にピアノ演奏は、イリアンパイプ特有のブーンという低い音と同じような音が出続けていて一人でイリアンパイプ、フィドル、バウロンのアイリッシュバンドを再現しているような演奏でびっくりした。また、The Swell Seasonとのアンコール曲でのピアノのイントロにはぞくぞくした。

The Swell Seasonは映画「Once ダブリンの街角で」の主役グレン・ハザードとマルケタ・イルグロヴァの二人を中心とするグループで今年1月に続き2度目の来日だ。こちらも勿論、1月の渋duo music exchangeでのライブ同様素晴らしいものだった。

ライブの楽しさを堪能した2時間半だった。
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by YTR3320 | 2009-05-23 11:10 | 音楽・舞台・映画
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一昨年の初め、トランペットをやり直して2ヶ月目の頃、先生に「トランペットを吹くには顔の筋肉をほぐして良く動かすと良い」とアドバイスされた。そこで、任天堂の大人の顔トレーニングを買ってみた。けれど、建設現場にいた時を懐かしんで同時に買ったドラゴンクエストにDSは占拠され、顔トレーニングはまだ試していない。

その代わり、朝起きたら鏡を見てニッコリ、練習する前にニッコリしたり赤ちゃんを笑わせるつもりで色々な表情を作ってみている。これが、僕のウォーミングアップだ。2年間続けてきたら、固くなっていた表情もほぐれて来て気持ちも明るくなってきた。顎の下の余分な脂肪が大きく減ったことと共にトランペットをやり直して良かったと思う。
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by YTR3320 | 2009-04-23 12:32 | 40代半ばからのトランペット
東京で一番ギネスビールを美味しく飲める店、僕がそうが思っているのが大崎ゲートシティにあるシャノンズだ。オーナーの小松さんが、アイルランドが好きで始めたアイリッシュパブだけにアイルランドへの愛情が溢れている。私は、9年前に友人に教えて貰ってから、上手いギネスビールを飲みたくなるとシャノンズに行く。シャノンズに置いてあったチラシからアイルランド音楽に興味を持ち、以来毎年一度はアイルランド音楽のライブを都内で聞いている。遂には数年前にタブリンに行ってパブ巡りをしてしまった。

料理も美味しい。

姉妹店ラウンドストーンが天王洲アイルにある。

店のサイト
http://www.avalon-intl.co.jp/shannons/

オーナーの小松さんのインタビュー。日時は不明。
http://sabrd.alc.co.jp/ir/feature/intw/02.html
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by YTR3320 | 2009-04-20 21:05 | 外国

寝る前に聴いているCD

去年の秋ぐらいから寝る前にベッドでCDを聴くようになった。聴いているのはHANS GANSCHEのTROMPETENKONZERTE、HANS GANSCHEが参加しているブラスグループPro Brassのいくつかのアルバム、特にWith Loveだ。

トランペットでは「自分の吹きたい音色のイメージを持つこと」が大事だと言われる。しかし、自分の実感としては、五線譜の中の音すら満足に出せない状態では、自分がどんな音色を出しているのか、自分がどんな音色を出したいのかなんて判らない。アレクサンダーテクニークにトランペットレッスンと並行して数ヶ月通ったり、いくつかのことを試しながらレッスンで習ったことの地道な練習を一年半続けてきて、ようやく去年の夏ぐらいから五線譜の中の音がまずまず出せるようになってきて、ようやく次のステップとして音色のことを考えられるようになってきた。

そこで今はアンサンブルの基本を教えて貰っている先生に、自分の目指す音色を決めるのに参考になりそうなトランペッターを何人か挙げて貰い、CDを買って聴いてみた。ジャズトランペッターのCDはこれまで何枚も買って聴いてみたが、クラシック系のトランペット奏者のCDをきちんと聴くのは、これが初めてだった。何人かのCDを聴いてみた内で、HANS GANSCHEの深く柔らかく、軽やかな音色にはびっくりした。トランペットはこういう音が出る楽器なのかと。

HANS GANSCHEのTROMPETENKONZERTEやPro BrassのWith Loveに収められている深く、ゆったりとした演奏を寝る前に聴くと心が落ち着いてくる。最初は中東の建設現場での暇つぶし、やがてジャズを演奏したいという気持ちから始めたトランペットだが、HANS GANSCHEとPro Brassに触れて自分の音楽の興味の幅が拡がった。
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by YTR3320 | 2009-04-19 07:13 | 40代半ばからのトランペット
ジャズが楽しいと初めて思ったストックホルムでの夜の前だったか、後だったかは覚えていない。1984年の2月か3月のある夜、僕はノルウェーの港町に鉄道で辿り着いた。

ユースホステルを泊まり歩いての旅だったので、まずユースホステルを訪れた。満室だった。この時期は長期滞在者の住まいになるのだと言う。仕方無しに、バックパックを背負って坂のある凍てついた町を手持ちの金で泊まれそうな宿を探して歩いた。

一軒見つけた宿も満室だった。もう他の町に移る列車も無い時間だった。何とか泊まれるところを見つけなければ。宿の主人も同情して、あちこちに電話してくれたが、空いているところは無かった。
困っていると、主人がこんな提案をした。「ハンガリーからのミュージシャン達が長期滞在している。彼らが一旦戻ってきたら、部屋に泊めてくれるか聞いてあげよう。その代わり、夜の演奏は聞きに行ってあげてくれないか。待つかい?」もちろん、その提案を受けた。不安を抱えながらミュージシャン達を待った。

宿に戻って来たミュージシャン達はボーカルの女性とギター、ベース、ドラムその他の男性で構成されたグルーブだった。部屋に泊まることを心良く承知してくれた。

彼らは、もう何年もハンガリーを出たまま、西ヨーロッパのあちこちを演奏して回っているのだと言う。「ハンガリーに戻りたいけど稼がなくちゃいけないからね。」ハンガリーが共産党による一党独裁を放棄したのは、1989年。僕が彼らと出会ったのは、そのずっと前だ。一党独裁が崩れるなんて想像もできなかった時のことだった。

演奏が行われるクラブの場所と時間を聞いて、演奏の始まる前に僕は出かけた。広く明るかったけれど、客がまばらな店内で酒を飲みながら演奏が始まるのを待った。演奏が始まった。良く知られたポップスだった。ビートルズやロックンロールもあったかもしれない。演奏をじっと聞いている客なんていなかった。僕以外には。自分達が演奏したい曲を客に聞かせることも出来ない。でも、そこはそう言う店。音楽はあくまでBGM。そこが出稼ぎの彼らのその日の仕事場だった。

ミュージシャン達とボーカルの女性が、演奏中に僕に気が付き、ステージの上から視線を送ってくれた。来てくれたねと。

休憩時間に彼らと飲みながら話をした。差し出された手巻きのタバコを吸った。乾燥させた葉を細く巻いただけのタバコ。肉体労働をしていた時に吸ったゴロワーズやジタンとは違う強さのあるタバコだった。むせたり、咳こんだりはしなかった。

11時くらいまで演奏を聞いて、先に宿に帰った。夜中の2時くらいに戻って来た彼らと挨拶をして眠りについた。そして、翌朝彼らに静かに礼を告げて僕はオスロに向かった。
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by YTR3320 | 2009-04-11 06:41 | 音楽・舞台・映画