2007年1月、40代半ばにゼロからトランペットと音楽をやり直し


by YTR3320
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Tp7年目:スポーツ・トレーニングとトランペットの練習

  7年前からトランペットを習っている先生に付く前に何年間か別の先生についてトランペットを習っていた。手取り足取り教えてくれる先生では無く、トランペットの持ち方、口の形などは自分で調べてみるしかなかった。初心者向けの教本の写真、イラストやライブで見たトランペッターの様子を真似したり、知り合いに教えて貰ったこと、雑誌記事の内容をそのままやってみたりした。もがいた結果、音が出るようになるどころか唇が振動しなくなってしまい、トランペットは自分に向かない楽器だから止めようかと思った。知り合いも含めて色々な人が異なる表現で色々なことを言っていて、かっちりした理屈や方法論無いのかと戸惑っていた。

  『一流選手の動きはなぜ美しいのか - からだの動きを科学する』(小田伸午、角川選書、2012年)は、「第1章主観と客観のずれ」で、”科学者がよい動作はこうなっている、と分析した動きをそのまま実践しようと直接意識して行うのではなく、何か別な意識は感覚に置き換えることが重要なのです。”自分独自の感覚をつかむことが大事で有り、動作感覚の答は一つではありません。そして、答えは自分のなかにあるのです。動作の仕方、動作感覚は、自分で編み出すのです。”と主張している。これを読んで、過去の自分の問題と戸惑いの原因は、「そういう事だったのか」と理解することができた。

  本書は第1章でまた”逆に、感覚ばかりに囚われるのも考え物です。自分を客観的につきはなしてみて、自分の動作が外から見てどうなっているかを知る態度も重要です。”と言う。これは、トランペットに当て嵌めれば、レッスンで先生に自分の演奏を観察して貰うこと、スタジオなどで鏡を見ながら練習すること、体の動きについての理屈を学ぶことだと思う。 ”外から見た自分の動きを間違いなく正確に把握すること。そして、その動きを変えようとしたら、自分の中の感覚を変えながら、工夫することが肝心です。また、工夫した結果が客観的にどうなっているかを確認します。”これは、普段の練習の際に試行錯誤してみて、その結果をレッスンで先生に見て貰うことだと思う。

  外見だけを真似してもトランペットは吹けるようにならない。良い音にはならない。先生のアドバイスに素直に耳を傾け、色々な人の説明から自分の感覚に合いそうなものを取り上げ、試行錯誤する。同時に動作について深い分析と理解をし、そして自分の演奏を先生に見て貰ったり、自分で観察することが、トランペットの上達には必要なのだと本書を読んで思った。

   トランペットを吹くには顔やお腹など様々な筋肉を動かす必要がある。動かす筋肉を鍛える必要もある。筋肉を鍛え、それを使うという点でトランペットの練習とスポーツのトレーニングは共通しているのではないだろうか。

  本書は、スポーツにおける筋力に頼りすぎることの問題点、外力を上手に利用することの重要性も説いている。これもトランペットの練習へのヒントになるかもしれない。トランペットで外力を上手に使って余計な筋肉の緊張を解くというのはどういうことか、自分の感覚を試行錯誤してみよう。
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by YTR3320 | 2013-09-28 23:37 | 40代半ばからのトランペット