2007年1月、40代半ばにゼロからトランペットと音楽をやり直し


by YTR3320
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Tp5年目:唇の両端を引くのではなく、暖かく「ほぉっ」と息を吹く

『金管奏法革命』(村松匡、ヤマハミュージックメディア、2010年)には、こう書かれている。<本文中に「引き閉め」と言う言葉を使用していますが、「引き締め」ではありません。〉〈引くは、すぼめる力を意味します。〉〈口輪筋の引き閉めは、すぼまる方向という意味である〉

 僕はこの説明に同意する。トランペットの音が出ずにもがいていた時を振り返ると、ニッと笑うように唇を左右に引いていた。唇の左右の端が動かないように軽く力を入れていた。

 その後、唇を左右に引くのを止めて、マウスピースに唇の上下をを収めること、唇とその周りから出来るだけ力を抜くことを考えて練習を重ねた。そうしたら、徐々に筋肉も出来上がり、音が出るようになった。最初の頃にあった唇の両側からの息漏れもなくなった。

 何年か前に、ヤマハのジャズトランペットクラスで「遠鳴り」する音、つまり、遠くに良く通る音を出す為の方法を教わった。寒い日に両手を息で暖める時のように、ほぉっと暖かい息を出せば良い、力は大きく無くて良い、とのことだった。『金管奏法革命』の主張と同じことなのだと思う。

 スタジオの鏡で見るトランペットを当てた自分の口は、「ほ」の形につぼまっているようには見えない。マウスピースの内側に唇が柔らかく巻き込まれているように見える。けれども、意識は暖かい息を優しく吹き込む「ほぉっ」だ。
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by YTR3320 | 2011-11-04 22:28 | 40代半ばからのトランペット