2007年1月、40代半ばにゼロからトランペットと音楽をやり直し


by YTR3320
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地質学の現代日本での重要性

 僕は鉱物の名前が覚えられなかったこと、中学の地学の授業が退屈極まりなかったことから、地学、地質学には全く興味が持てなかった。

 産総研の中西準子さんが、2011年1月11日付 日記で地学の重要性を書いている。
http://homepage3.nifty.com/junko-nakanishi/zak546_550.html#zakkan546

 重要な指摘がいくつも盛り込まれている。特に僕には以下の指摘が重要と思えた。

日本が中国大陸に進出するに当たって、大がかりな地質調査をしたことは想像に難くない。鉄道の敷設のための適地の選定、鉱物資源の在処、戦争の際の退路の確認、洪水や水路の確保など。

 色々な国が他の国や地域を植民地化するために、植民地化の過程で同様の調査を今もおこなっているのだろう。
地質調査は戦争のためでなくとも重要なものだ。欧州の国々も米国も非常に強い関心を示す課題である。それと比べると日本では地質に関する関心が低いように思う。教育を受ける機会も少ないし、博物館も少ない。

 地質学、地学への興味を子ども、学生に持たせる機会、方法が必要なのではないだろうか。石の名前や断層の種類を覚えさせて試験で答えさせるだけでは、興味は持てない。
地質調査が重要なのは、別に鉱物資源のためだけではない。その国の成り立ち、災害の予測などにも欠かせない。

自分の研究に近いところだけでも、次のふたつの点で多くの方に地質というものに関心を持ってほしいと思う。

第一は地質や地盤や気候が変化していることを知ってもらうために。最近は、少し雨が多くても温暖化のせいですねと簡単に結論づける人が多い。もともと、地球上の様々なものが変化しないとでも思っているのだろうかと不思議になるのである。自然の多様さと変動について、是非もっと知ってほしい。その上で人為起源の問題を考えてほしい。
第二は汚染問題である。我が国の汚染土壌対策の目標は、全国の土を硫硝酸で煮てすべての金属を洗い流し、何もでてこないような砂にすることかと、以前どこかで書いたことがあるが、日本の土はどういうものかについての理解がなさ過ぎるのである。もっと、こういう知識を常識として知ってから、汚染を考えてほしいと考える。

「もともと地球上の様々なものが変化」しているという指摘、「日本の土はどういうものか」、つまり日本の当該地域の土には元々どのような成分が含まれていたのか、土壌から検出された成分が元々存在していたのか、新たな汚染によるものかを知った上で、汚染対策を考えるべきとの指摘は、中西さんの体験に基づく大事な指摘だと思う。
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by YTR3320 | 2011-01-18 22:58 | 雑感