2007年1月、40代半ばにゼロからトランペットと音楽をやり直し


by YTR3320
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30

Tp1年目の試行錯誤:アレクサンダーテクニーク

トランペットをやり直して7ヶ月目の2007年7月から12月までアレクサンダーテクニークの個人レッスンに通った。お試しレッスンを受けてみたところ、結構面白かったからだ。受講の目的はその年の発表会に向けて体の緊張を取り、呼吸法を改善すること。

僕が通ったのは目黒にあるボディチャンススタジオ
http://www.alexandertechnique.co.jp/

今はどうか分からないが、僕が通っていた時には明確なプログラムは無く、受講生が達成したい目的(例:トランペットの音をスムーズに出す)講師が聞き、それを実現するために必要な筋肉だけを使い、不要な筋肉、筋肉と骨格の緊張を取り除く手助けを講師が行うと言うものだった。

講師は人体骨格、筋肉の付き方、アレクサンダーテクニークの基本理論についての理解をもっているが、音楽家でも演奏家でも無かった。やりたいことに必要な筋肉と姿勢を時間をかけて講師と一緒に探っていく。講師に言われるままに、少しずつ体の部分部分の角度や力の入れ方を変えながら、出てくる声やトランペットの音の変化を聴き、最適な姿勢、力の入れ方を一緒になって探っていった。

例えば、トランペットで高い音を出しているときに講師が僕の首の後ろに手を当て、「ここに力が入っていますが、この力は必要ですか?力を少し緩めたら何か変化はありますか?首が前後に動いていますが、この動きは音を出すのに必要ですか?止めたらどうなりますか?」などと指摘、質問をし、それに対し僕が自分の変化を観察、音の変化を聴き、微調整を繰り返した。

自分の体の変化や音の変化を観察したことが無かったので、最初は随分戸惑った。明るい性格の講師に助けられ「ええっ?そんなところに力が入っていますぅ?」「アハハ、本当だ。何か前と変わりましたねぇ。でも、何が変わったんですかね。」とか、ワァワア、アハハと笑いながら自分の体への注意力を高めていった。

アレクサンダーテクニークは関連の本を読んだだけでは、役立たないと思った。講師に見てもらうことで自分が思ってもいなかったところに力が入っていることが分かったり、それを緩める方法を教えてもらったり、関節への意識を持つことができるし、アレクサンダーテクニークの考え方を理解することができる。

レッスンでは以下のことをよく言われた。
★股関節を緩める
★腕の付け根を緩める(腕の骨は肩では無く鎖骨で肋骨につながっている。そのことを意識して力を抜いたり、大きく動かす)
★首の緊張を取る(そのために頭は上へ上へ。首の骨を一つずつ緩める)
★トランペットの方から唇に持ってくる(構えるときにトランペットに顔を近づけるのではない)
★骨盤は下にという意識。座るときは骨盤のとがっている部分の上に乗るイメージ。
★楽しい気持ちで音を出そう。
★スタジオの隅にぬいぐるみを置いて、ぬいぐるみに聞かせようと思って吹いて下さい。(窓から見える向かいのビルに向けて吹くこともしてみた)

又、楽器を持たずに歌って響きの変化を観察することも繰り返し行なった。

アレクサンダーテクニークに通ったおかげで、随分上半身の力が取れ、トランペットの音が出るようになったと思う。

アレクサンダーテクニーク関連の本の中で多少なりとも役立ったと思うのは「発声と身体のレッスン」(鴻上尚史、白水社、2002年)。今もたまに読み返している。

トランペットやり直しの最初の1年間は、個人レッスンもアレクサンダーテクニークも雑談を楽しんだり、笑いながら受講していたし、すこしずつできなかったことができることを楽しんではいたけれど、一方で、「今、きちんと正しい方法を吸収しないと。この機会を逃したら、もう後は無い。」と毎日が必死だった。趣味でやっているのにね。
[PR]
by YTR3320 | 2009-10-06 18:40 | 40代半ばからのトランペット