2007年1月、40代半ばにゼロからトランペットと音楽をやり直し


by YTR3320
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フルートとチェンバロを聴いた土曜日の午後

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昨日、土曜日の午後にたまプラーザ駅から歩いて15分位の住宅街にあるスタジオ・サンメディアに「バロック時代の宮廷音楽」と銘打ったフルートとチェンバロの演奏を聴きに行ってきた。たまプラーザ駅を降りるのは初めて。サンメディアに行く途中にはミシン専門店があった他、音楽教室、楽器屋さんもいくつかあった。音楽が好きな人が多い街なのかもしれない。広い道路の両側に一戸建てがずらりと並んでいる様子は、世田谷、杉並他の東京区部の戸建て住宅街とは随分雰囲気が違っていた。

スタジオ・サンメディアは一軒家の1階洋間を改造したと思われるホールで、トイレを借りたらバスと一緒の部屋になっていて、何だか外国にある欧米人向けの住居に入ったような感じがし、一瞬、住宅街全体の雰囲気と相まって自分はどこの国にいるのだろうかと思った。

フルートの演奏は重見佳奈さん。曲はマラン・マレー「フォリアの主題による変奏曲」、J.S.バッハ「無伴奏フルートのためのパルティータ」、チェンバロの演奏は鈴木理賀さんによるJ.S.バッハ「ゴルトベルク変奏曲」全曲。いずれも私は生で聴くのは初めてだ。60席はほぼ満員。色々な年齢の方が聞きに来ていた。

演奏はいずれも素晴らしかった。

また、ケンウッドの元会長でクラシックについての著書もいくつもある音楽プロデューサーの中野雄氏による解説が、簡潔で判りやすくコンサートを一層充実したものにしてくれた。最初にバッハの時代の音が、現代の国際標準音高に比べ音の高さが半音ぐらい低く、ラの音がバッハの時代の音(推測)では415ヘルツぐらい、現在は440ヘルツであること、今回のチェンバロの演奏はバッハの時代の音の高さで行うこと、チェンバロと他の鍵盤楽器の構造の違いからくる演奏の難しさ、ゴルトベルク変奏曲の背景などを説明。その後、楽器指定が無い、早さの指定が無いなどがバッハの時代の作品の特徴であること、にもかかわらずというか、だからこそというかバッハの作品は汎用性が高いことを説明。実際にゴルトベルク変奏曲の同じ部分の録音をグールドのデビュー盤、最後の録音、金管三重奏による演奏、ジャック・ルーシェによるジャズピアノ演奏、ロマのツァンバ ールによる演奏で示してくれた。中野氏の解説は機会を見つけてまた聞いてみたい。

演奏終了後、鈴木さんがチェンバロの構造、音色の変えかたなどを説明してくれた。
スタジオ・サンメディアはこちら
http://www.st-sunmedia.jp/index.html

楽しい土曜の午後だった。写真はスタジオの近くのコーヒー豆屋さん。
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by YTR3320 | 2009-05-24 15:42 | 音楽・舞台・映画